2015-公演概要

横浜バレエフェスティバル
~バレエの”力”が8.19に”かながわ”へ集結!~

主催  :株式会社ソイプランニング
共催  :神奈川県民ホール・横浜アーツフェスティバル実行委員会
Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015パートナー事業
開催日 :2015年8月19日(水) 17:45開場、18:30開演(終演予定21:10)
※当初開場予定を18:00としておりましたが、ご来場予定者様多数につき、
開場時間を15分前倒しさせて頂きました。

開催場所:神奈川県民ホール 大ホール
みなとみらい線日本大通り駅3番出口より徒歩約6分
JR根岸線・市営地下鉄関内駅より徒歩約15分

芸術監督:遠藤康行(フランス国立マルセイユ・バレエ団 ソリスト/振付家)
スーパーバイザー:吉田都(元ロイヤルバレエ団プリンシパル)

バレエファンはもちろん、バレエを一度も見たことが無い方も楽しめる公演を開催。
日本の至宝と世界トップレベルのバレエのエッセンスを一晩でお楽しみいただけます。

第1部:フレッシャーズガラ
世界で活躍する、日本が生んだバレエダンサー達。
バレエコンクールのメダリストや、現在活躍中の若手ダンサーが横浜に集います。
ここでしか見られない、コンクール受賞後の成長・成熟の踊りをご覧いただきたいと思います。

第2部・第3部:ワールドプレミアム
世界トップクラスのバレエダンサーが出演!
バレエの持つ様々な力“美・激・動・速・寂、清”を感じ、世界のバレエを旅することができます。

【演目予定・キャスト】
<第1部>フレッシャーズガラ
・佐藤健作による和太鼓演奏とオープニング
・眠りの森の美女第3幕よりオーロラ姫のヴァリエーション
川本真寧(横浜バレエフェスティバル2015出演者オーディション第1位)
・コッペリア第3幕よりフランツのヴァリエーション
五十嵐脩(横浜バレエフェスティバル2015出演者オーディション第2位、芸術監督・スーパーバイザー賞)
・タリスマンよりニリチのヴァリエーション
永久メイ(2013年YAGPファイナル ゴールドメダル1位)
・コッペリア第3幕よりスワニルダのヴァリエーション(ABTバリシニコフ版)
相原舞(アメリカンバレエシアター)
・サタネラよりパ・ド・ドゥ
畑戸利江子(2013年モスクワ国際バレエコンクール銅賞)
二山治雄(2014年ローザンヌ国際バレエコンクール第1位)

<第2部>ワールドプレミアム1
・「アルトロ・カントⅠ」よりパ・ド・ドゥ(振付:ジャン=クリストフ・マイヨー)
小池ミモザ(モンテカルロバレエ団プリンシパル)
加藤三希央(2014年ローザンヌバレエコンクール第6位、モンテカルロバレエ団)
・「ソワレ・ド・バレエ」(振付:深川秀夫)
米沢唯(新国立劇場バレエ団プリンシパル)
奥村康祐(新国立劇場バレエ団ファースト・ソリスト)
・「新作(題名未定)」(振付:JAPON dance project )
青木尚哉(ダンサー、振付家)
児玉北斗(スウェーデン王立バレエ ファースト・ソリスト)
柳本雅寛(ダンサー、+81主催)
・「新作(題名未定)」(振付:平山素子)
平山素子(ダンサー・振付家)
久保紘一(NBAバレエ団芸術監督、元コロラドバレエ団プリンシパル)
宮河愛一郎(元Noism団員)

<第3部>ワールドプレミアム2
・「半獣」牧神の午後よりパ・ド・ドゥ(振付:遠藤康行)
小池ミモザ(モンテカルロバレエ団プリンシパル)
遠藤康行(フランス国立マルセイユ・バレエ団ソリスト、振付家)
・ジゼル第2幕よりパ・ド・ドゥ
高田茜(ロイヤルバレエ団ファーストソリスト)
高岸直樹(元東京バレエ団プリンシパル)
・眠りの森の美女よりパ・ド・ドゥ(振付:マッツ・エック)
湯浅永麻(ネザーランド・ダンス・シアター)
Bastian Zorzetto(ネザーランド・ダンス・シアター)
・「海賊」第2幕よりメドーラ、アリ、コンラッドのパ・ド・トロワ
小野絢子(新国立劇場バレエ団プリンシパル)
八幡顕光(新国立劇場バレエ団プリンシパル)
加藤三希央(2014年ローザンヌバレエコンクール第6位、モンテカルロバレエ団)
・フィナーレ

*ダンサーや演目は変更となる場合がございます
*未就学のお子様の入場はご遠慮ください。

世界トップレベルのダンサーによるワークショップやトークショーなど
公演に関連するイベントも盛りだくさん!ぜひご期待ください。

アクセス

神奈川県民ホール
みなとみらい線日本大通り駅3番出口より徒歩約6分
JR根岸線・市営地下鉄関内駅より徒歩約15分

プロデューサー吉田智大からのメッセージ

私が初めてバレエを観たのは、2003年英国ロイヤルバレエ団の「くるみ割り人形」公演でした。
館内の雰囲気から公演内容に至るまで非常に印象的でした。
公演前、ロイヤルオペラハウス館内のエスカレーターを昇っていると、吉田都さんのポスターが目に飛び込んできました。

「この場で活躍している日本人がいるのだ」と誇らしい気持ちになりました。
そして、同2003年、私がベルギーのブリュッセルでサラリーマンとして駐在していた時に知り合ったのが、現在マルセイユバレエの 振り付け家である遠藤康行さんです。

当時、遠藤さんが踊っていたベルギーのシャルロワ・ダンスでコンテンポラリーダンスというものに出会い、無機質な空間を有機的なものにしてしまうダンサー達の魅力を知る事になりました。その2つのキッカケのお陰でバレエの素晴らしさに触れる事が出来、その後もパリなど欧州各地でバレエやダンスを見る機会に恵まれました。

初めてバレエを観てから7年後、「もっと多くの人にバレエ観てほしい、バレエの良さを知ってほしい」と、無料で観られるウェブメディア『バレエナビ』を立ち上げました。
バレエを観る人が増える→バレエをささえる人が増える→バレエ界が活性化される
そのサイクルをまわし続ける事がバレエナビの最大の目的 であり、バレエという芸術を身近なものにする事だ、と考えて頑張って参りました。

本年、その『バレエナビ』は5周年を迎えます。
そして、このたび、神奈川県民ホール様、横浜アーツフェスティバル実行委員会様との共同開催で『横浜バレエフェスティバル』を実施させて頂く事となりました。

開催決定にあたり、真っ先に頭をよぎったのは、”2003年の出会い”でした。
1日でバレエの様々な魅力を楽しめる、いわばリアル版のバレエナビを公演に仕立てる為にはどうしたらいいのか。

あの時、私も感じた思いを多くの人と共有するには、どうしたらよいのか。
そこで、クラシック・コンテンポラリー両方に造詣が深い遠藤康行さんに芸術監督をお願いし、
吉田都さんにクラシックのスーパーバイズをしていただければ最高のものになると考えました。

本公演は、若いダンサーと円熟したダンサーという、年齢や経験による違いという軸。
バレエの持つ美や静寂、激しさなどのバラエティーという軸。
この2つの軸を1公演に盛り込んでしまおうという試みです。
本公演によって、バレエという芸術に興味を持つ方が増え、そして日本のバレエ文化の発展に少しでも貢献できればと考えております。

芸術監督 遠藤康行からのメッセージ

小さい頃からスターダンサーズバレエ団のディレクターだった父のバレエ公演に連れられ、色々なタイプのバレエを客席の隅で遊びながら見ていました。そんな少年時代があったからか
知らず知らずの内にクラッシックバレエ、コンテンポラリーダンスの垣根を感じずに歩んできました。

今回初めてとなる横浜バレエフェスティバルには沢山の仲間たちが関わってくださいます。
特にクラシックバレエのスーパーバイザーの吉田都さんは、自分がオーストラリアバレエ団で文化庁在外研修中にゲストでいらした時に同じ舞台に立ち、その素晴らしい踊りと人柄を同じ日本人として誇りに思い感動しました。
そして、プロデューサーの吉田智大さんとはベルギーで知り合い、それ以来自らバレエのファンになって日本のバレエ界に新しい風を送る存在となられました。
沢山の素晴らしい人との出会いに感謝しています。

横浜バレエフェスティバルではクラッシックからコンテンポラリーダンスまで、今をときめくダンサーとダンスシーンを観て、感じて、体験出来るプログラムを考えました。

まず今活躍しているダンサー達が踊っている世界的振付家のレパートリーを体験できるワークショップを開催いたします。
豊かな経験を活かしたレッスンとワークショップはこれからダンサーを目指す方達の宝物になることでしょう。

またプロを目指す若いダンサー達の手助けになるよう、ダンサーをオーディションによって発掘し同じ舞台で踊ることが出来るチャンスを与えます。

世界のダンス事情、各国のダンス現状などの情報も共有出来るようなレクチャーも開催予定です。

そしてガラ公演では、若いダンサー達の眩しく弾けるような演技、すでにトップで活躍する方々の円熟した踊り、クラッシックからコンテンポラリーダンスの今を一挙ご覧いただけます。

舞台は一瞬で煌めき消えてゆく花火のようなもの、その一時の煌めきを舞台に立つ者と客席とが幸せな気持ちで共有できたら幸いです。