2018-公演概要

 横浜バレエフェスティバル2018
~バレエの“力”が7.21に”かながわ”へ集結!
主催:株式会社ソイプランニング、神奈川県民ホール

開催予定:
2018年7月21日(土) 15:00開演(休憩時間を含め2時間25分の上演予定)

会場:神奈川県民ホール 大ホール アクセスはこちら

横浜バレエフェスティバル2018

演目順は次の通りになります。

★第1部 フレッシャーズガラ
・「スーブニール・ドゥ・チャイコフスキー」 振付:遠藤康行 *新作
川本真寧 縄田花怜 中村りず 竹内渚夏 丸山萌 ※ジュンヌバレエYOKOHAMA
・「エスメラルダ」よりアクティオンのヴァリエーション
森春陽
・「眠れる森の美女」第3幕よりオーロラ姫のヴァリエーション
升本果歩
・「SOLO2」 振付:遠藤康行
橋本杏梨 生方隆之介 ※ジュンヌバレエYOKOHAMA
・「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ
栗原ゆう 松浦祐磨

★第2部 ワールドプレミアム
・「Dido and Aeness」 振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ *日本初演
オステアー紗良 加藤三希央
・「What We Did for Love」 振付:柳本雅寛 *新作
柳本雅寛 八幡顕光
・「グランパ・クラシック」
金原里奈 二山治雄
・「シルヴィア」よりパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・ノイマイヤー
菅井円加 ニコラス・グラスマン

★第3部 ワールドプレミアム
・「半獣」 振付:遠藤康行
小池ミモザ 遠藤康行
・「ロメオとジュリエット」よりバルコニーのパ・ド・ドゥ 振付:アンジェラン・プレルジョカージュ
津川友利江 バティスト・コワシュー
・「パリの炎」よりグラン・パ・ド・ドゥ
近藤亜香 チェンウ・グォ

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『ワールドプレミアム』に続き、『フレッシャーズガラ』の演目の発表をいたしました。 

★ワールドプレミアム 
「シルヴィア」よりパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー
ハンブルク・バレエ団芸術監督のジョン・ノイマイヤーが、パリ・オペラ座のために創作した「シルヴィア」。1997年の初演以来再演を繰り返してきた名作が、ハンブルク・バレエ団の菅井円加とニコラス・グラスマンペアにより今再び蘇ります。
菅井円加(ハンブルク・バレエ団 ソリスト)
ニコラス・グラスマン(ハンブルク・バレエ団)

「グラン・パ・クラシック」
ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝を果たし、現在パリ・オペラ座バレエで踊るニ山治雄と、ENBソリストの金原里奈が共演。成長著しい彼らの“今”をお見逃しなく!
金原里奈(イングリッシュ・ナショナル・バレエ ジュニア・ソリスト)
ニ山治雄(パリ・オペラ座バレエ団短期契約)

「Dido and Aeneas」*日本初演
振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ
今世界で最も注目される振付家のひとり、シディ・ラルビ・シェルカウイの振付作。バレエ界で最も権威ある賞・ブノワ賞で上演された話題作が、この度待望の日本初演を迎えます。
加藤三希央 (ロイヤル・フランダース・バレエ団)
オステアー 紗良 (ロイヤル・フランダース・バレエ団)

「パリの炎」よりグラン・パ・ド・ドゥ
昨年、一昨年と、圧倒的なテクニックで会場を沸かせてきたオーストラリア・バレエ団ペアが今年も登場! 公私ともにパートナーでもあるふたりが、その息の合った演技で会場を魅了します。
近藤亜香(オーストラリア・バレエ団 プリンシパル)
チェンウグオ(オーストラリア・バレエ団 プリンシパル)

「ロメオとジュリエット」よりバルコニーのパ・ド・ドゥ
振付:アンジェラン・プレルジョカージュ
フランス人振付家アンジェラン・プレルジョカージュの代表作。今回は「ロメオとジュリエット」の中でも一番の名シーンとして知られるバルコニーのパ・ド・ドゥをお届けします。
津川友利江(元バレエ・プレルジョカージュ)
バティスト・コワシュー(バレエ・プレルジョカージュ)

「半獣」
振付:遠藤康行
『横浜バレエフェスティバル』芸術監督・遠藤康行の振付作。モナコ公国モンテカルロ・バレエ団プリンシパルの小池ミモザをパートナーに、荒々しくもダイナミックな作品世界を披露します。
遠藤康行(元マルセイユ国立バレエ団 ソリスト)
小池ミモザ(モナコ公国モンテカルロ・バレエ団 プリンシパル)

「タイトル未定*新作
振付:柳本雅寛
『横浜バレエフェスティバル』には欠かせない、柳本の作品。お茶を一杯飲むようなホッとするひととき、肩の力を抜く笑いの時間を提供しながらも、すべてを計算しつくしたコンテンポラリーダンサー・柳本雅寛による最新作をお楽しみに。
柳本雅寛(+81主宰)
八幡顕光(ロサンゼルスバレエ ゲストプリンシパル)

★フレッシャーズガラ
「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ
床屋のバジルと村娘のキトリの陽気な恋物語「ドン・キホーテ」。栗原ゆうと松浦祐磨の若手ふたりがペアを組み、フレッシュな魅力をステージいっぱいにふりまきます。
栗原ゆう(YAGP2015 1位、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団(9月より入団予定)
松浦祐磨(YAGP2018 1位、2017年出演者オーディション第1位・神奈川県民ホール賞)、エンドウ・バレエ

「眠れる森の美女」第3幕よりオーロラ姫のヴァリエーション
オーディションで抜群の安定感を示した升本。テクニカルなのにあどけない、15歳の今だからこそできる、透明感あふれるきらきらとした空気をお届けします。
升本果歩(2018年出演者オーディション優勝・神奈川県民ホール賞)、 岸辺バレエスタジオ

「エスメラルダ」よりアクティオンのヴァリエーション
オーディション審査員から「即戦力!」とのコメントがあるほどの存在感。プロフェッショナルな可能性を感じさせる、力強くてしなやかな演技をご覧ください。
森 春陽(2018年出演者オーディション第2位)、バレエスタジオGEM

「スーブニール・ドゥ・チャイコフスキー」*新作
振付:遠藤康行
過去の出演者オーディションにより選ばれたジュンヌバレエYOKOHAMA1期生による新作です。昨年の演目「レ・ブリヨン」でお気に入りのダンサーを見つけた方もいらっしゃるはず。彼らがこの1年間で得たさらなる成長・飛躍をどうぞお見逃しなく。
ジュンヌバレエYOKOHAMA
川本真寧、縄田花怜、中村りず、竹内渚夏、丸山萌

「SOLO²」
振付:遠藤康行
今年の「第1回横浜バレエコンクール」で優秀な成績を修めた橋本とジュンヌバレエ1期生による「SOLO²」。2016年公演ではみこ・フォガティと二山治雄が演じ、高度なテクニックの連続で客席を沸かせました。これから大いなる未来が待ち受ける2人がどんなハーモニーを奏でるのか、ご期待ください。
ジュンヌバレエYOKOHAMA
橋本杏梨 生方隆之介

※演目は変更になる場合がございます。

【演目順を発表いたしました!】→こちら

バレエファンの方はもちろん、初めてバレエを観る方も楽しめる公演です。

バレエには様々な”パワー”があります。美・激・愛・動・静・寂・・・
ダンサーと演目のラインナップとで、その多様な”パワー”を、一挙に感じていただけるよう構成しています。
日本の至宝と世界トップレベルのバレエのエッセンスをぜひ!

芸術監督:遠藤康行(元フランス国立マルセイユ・バレエ団 ソリスト/振付家)
プロデューサー:吉田智大

横浜バレエフェスティバルのコンセプト
本公演のコンセプトは、
①若いダンサーと円熟したダンサーという、年齢や経験からくる表現の幅や厚みの違い。
②「クラシックバレエの定番からなかなか見られないコンテンポラリーダンスまで」「古典から新作まで」などの、演目のバラエティー。
この2つの軸を1公演に盛り込んでしまおうというものです。

芸術監督の遠藤康行が公演全体のディレクションをし、オープニングとフィナーレを創ることで、ガラ公演でありながらも公演全体が一つのストーリーのように、さらには、一人の人間の一生のように感じられるよう、努めています。公演を観ていただく方それぞれが、ご自身と重ね合わせて感じられる、そんな時間を提供することができたら・・・と思っています。

今年も下記3つの価値のご提供を目標に公演を実施させて頂きます。

ご覧になる方に提供したい価値:
1公演でクラシックバレエからコンテンポラリーダンスまで、バラエティー豊かな演目を楽しんで頂き、今の自分の好みを見つけていただく。
今をときめくフレッシャーズからワールドクラスのプリマまで、幅広いダンサーを一挙にご覧いただく。
公演を観た方が、ご自身の今に自信と希望を持ち、すがすがしい気持ちになっていただく。

出演される方へ提供したい価値:
所属を超えた同世代ダンサー同士のコミュニケーション、ベテランと若手とのコミュニケーションの場を作り、それが将来、出演ダンサーの財産になればと思っております。出来るだけ出演ダンサー間のコミュニケーションが生まれるよう、努めています。

バレエ・ダンス界に提供したい価値:
本公演は、特定のダンス・バレエファンの方だけではなく、初めてバレエ公演を鑑賞する方を含め、多種多様なお客様に観ていただきたいと考えています。その中で、例えば、クラシックバレエを習っているお子様がコンテンポラリーダンスの魅力を初めて気づくきっかけになったり、「バレエとは白い衣裳を着て踊るもの」という典型的なイメージをガラッと変えるきっかけになったり、少しでも多くの方に、バレエの多角性や奥深さをお伝えする機会になれば・・・と思っております。本公演によって、バレエ・ダンスという芸術に、様々な視点から興味を持つ方が増え、日本のバレエ文化の発展に少しでも貢献することができたらと考えております。

 

プロデューサー 吉田智大からのメッセージ

横浜バレエフェスティバルは今年で4年目を迎える事ができる運びとなりました。
応援・ご支援していただいている皆様のおかげで、”石の上にも3年”を無事に通過する事が出来ました。
今後は、神奈川県の皆様にとっての誇りとなるようなフェスティバルに成長してゆきたいと
考えております。

私事で恐縮ですが、本年3月よりパリにベースを移し、横浜とパリを行き来する生活になりました。
パリで住人として、また、観客の立場で舞台を見始めると、改めて、舞台はその内容だけではなく、
事前のワクワク感・ダンサーや振付家を知る楽しみ・会場のアクセスの良さ・会場近辺の食事処の充実・
会場の豪華さ・休憩時間の楽しみなどの総合力で構成されていると再認識しております。

そういう意味でも、神奈川県民ホールは、神奈川県内・東京都内からのアクセスも良く、
駅からも近い。ホールの隣は横浜のベイエリアを楽しめる山下公園があり、徒歩圏内に横浜中華街がある。
ホールもフェスティバルに相応しい大舞台ですので、ロケーションとしてはパリ市内の劇場に負けず劣らずで、
お越しいただいたお客様に最高の時間をご提供できる場所だと考えております。

この横浜バレエフェスティバルが人生初めてのバレエ鑑賞の方もいらっしゃると思います。
私自身、最初の鑑賞が英国ロイヤルバレエの最高の公演ではなく、あまり印象に残らない公演
でしたら今の仕事についていたかどうかは分かりませんので、
この、皆様にとって一期一会の可能性がある横浜バレエフェスティバルの制作には毎回全力投球しております。

それでは皆様、2時間程度の短い時間ではございますが、
世界で活躍するダンサー達と未来のスターのフレッシャーズ、選りすぐりの作品群、
未来のグローバルダンサー育成プロジェクトであるジュンヌバレエYOKOHAMAのメンバーの成長をお楽しみ下さい。

芸術監督 遠藤康行からのメッセージ

横浜バレエフェスティバルは今年で早くも4年目を迎えます。
年を重ねるごとに新しい感動と喜びを感じつつ、今年も若者からベテランまでクラシックから最新のコンテンポラリーまでバリエーションに富んだプログラムで 皆様に喜んでいただける舞台づくりに専念しています。

予定されているプログラムは今回で3回目の出演、圧倒的なテクニックと華やかさで今年も盛り上げてくださる事間違いない近藤亜香(ブノア賞ノミネート)、チェンウ・グオ。

一昨年プレルジョカージュの「ロミオとジュリエット」死のシーンで観客の心を鷲づかみにした津川友利江、バティスト・コワシューが今年はバルコニーのシーンで心震わせます。
モナコ公国勲章 シュバリエの称号を持ち、そのダイナミックさと存在感の小池ミモザと私、遠藤康行が第一回目の当フェスティバルに演じた「半獣」で夢の世界へ誘います。
毎年このガラに欠かせない思わずプッと笑ってしまう独特の世界観を持つ熱いダンサー柳本雅寛と相棒 八幡顕光、今年はどんな世界を醸し出してくれるのでしょうか。
以前はフレッシャーズとして若々しかったダンサー達も急成長を遂げこれからの日本代表的存在として華々しく一夜を飾ります。
ノイマイヤー「シルビア」日本初演、さらに彼からの信頼厚くソロ作品も奨励して頂いた、菅井円加、ニコラス・グラスマン。
シェルカウィ「Dido and Aeneas」待望の日本初演、加藤三希央、オステアー紗良。
ロンドンとパリのエスプリで贈る白いバレエ、金原里奈、二山治雄「グラン・パ・クラシック」。
そして今年のプレッシャーズでは昨年より発足したジュンヌバレエYOKOHAMAのメンバー5人(川本真寧、竹内渚夏、中村りず、縄田花怜、丸山萌)によるキラキラした魅力のネオクラシック「スーブニール・ドゥ・チャイコフスキー」。
オーディション2位の森春陽の「アクティオン」、1位の升本果歩「オーロラ」、ジュンヌバレエ黒一点生方隆之介と今年ジュンヌバレエの一員となった橋本杏梨による「SOLO2」。
2015年YAGP1位 栗原ゆう、2018年YAGP1位松浦祐磨による「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥと若手の台頭にワクワクしていただける事間違い無し!のフレッシャーズなど見どころ満載です。

今年も魅力的なダンサーや作品にどうぞご期待下さい。
それでは7月21日に神奈川県民ホールでお会い出来るのを楽しみにしています。